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2008年6月12日 (木)

スキー界のレーザーレーサー

ここの処大変話題になっている競泳水着のスピード社の”レーザーレーサー”。製品の技術的なことは詳しく解りませんが、結果だけ見ると驚きのスーツのようです。先日のジャパンオープンでは、日本新が16レースありましたが、内レーザーレーサー着用者が出したレースは15。北島選手に至っては、1秒近くも世界記録を更新しました。スキーレース同様に1/100秒を競う競技で1秒というのは、途方もないタイム短縮です。
このレーザーレーサーの様なスーツがスキー界にも過去に存在しました。1979年にスイスチームが使用していた日本のデサント社製のダウンヒル・ワンピースです。全体がグラデーションになっていて覚えている社会人の方も多いかと思います。この年スイス勢が好成績を連発し、戦績が出ないオーストリーチームがテストしたところ、風洞実験、コースでの計測でレースでは2秒速いという結果が出て、競泳界と似た様な状況になりました。その為その年のレークプラシッド・プレオリンピックでは、スイス以外の各国は購入して使用。結果は1〜9位迄を占め、当時”魔法のスーツ”と呼ばれていました。
アルペンレース界では競泳界以上に契約問題が大きく、特に当時自国以外の製品を使用しないオーストリーチームが使用に踏み切った点は、デサント社製のワンピースがいかに脅威であったかが伺われる。
それ迄のダウンヒルワンピースと比較すると、カッティング・生地とも革新的なもので、レーザーレーサーと類似点は多い。
スピード社の日本の契約会社は、今ゴールドウインで、スピード社同様に株価が急騰しています。その前の契約会社は、レーザーレーサーが出る直前迄デサントだったのは皮肉な事ですね。

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